２００５年１０月３０日岩手日報風土計より
「長年商売を続ける秘訣みたいなものがあるかどうか。あるとすれば顧客の信用が一番と思うが、これが２００年以上に及ぶ老舗となるとそうざらにはないだろう。世界でもっとも古い企業が集った団体が存在することを先ごろ知った。フランス・パリにある経済団体。設立は１９８１年だから団体そのものの歴史は浅い。ただし団体の加入条件は創業から２００年以上で、創業者の家系が実質的に経営していることなどかなり厳しい。団体名はエノキエン協会。旧約聖書に出てくるアダムの孫で長命だったエノックにちなんだ。フランスを中心にヨーロッパの伝統企業のワイン、ガラス製品、宝石など３０数社で構成されるが、日本の企業も酒造会社と温泉旅館の２社が加入している」

これを読んで先ずは、エノキアン協会を始めて知ったことと日本の企業２社が気になって調べてみました。そしたら岩手日報に誤りがありました。日本企業は、酒造会社月桂冠と石川県の温泉旅館法師の他にもう１社在りました。名古屋市に在る岡谷鋼機株式会社です。創業が１６６９年寛文９年なそうです。とっても凄い事ですね！！

エノキアン協会の入会条件
１、創立２００年以上の歴史を有する企業であること
２、創立者が明確で、その同族者が現在でも経営権を持っていること
３、経営状態が良好であること
創立当時、世界の１７４社が申し込み、この条件を満たしたのは１５社なそうで、そのうちの１０社で協会が設立されたそうです。
現在イタリア１４社、フランス１０社、ドイツ４社、日本３社、その他４社の３５社のようです。先ずは、２００年以上会社が存在するだけでも物凄い事です。
有限会社アイドカ（代表取締役田中広江）もこれから更に１９２年続くとその権利が得られます・・・でもきっと、同族の者が経営していない予定なのでエノキアン協会には入会できません。悪しからず。（田中広江）